コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる 伊藤 守
著者の思いがあますところなく表現された一冊
著者の伊藤守さんといえば、
日本におけるコーチングの第一人者であることはご存知の通り。
本書の他にも、
コミュニケーションに関する書籍を数多く執筆されています。
さて、本書の特徴を一言で言うと、
「マニュアル」であること。
つまり、これを読めば、
コーチングっぽい行動ができるようになるということです。
著者の多くの本が、ソファーにごろっと寝転がりながら、
「ふーん」と気軽に読めるにのに対し、
思わず愛用の3色ボールペンを手に取りだして、
線を引きメモを取りまくってしまうほど、多くの気付きが得られました。
コーチングが必要となってきたその背景から、コーチングって何?、
じゃあどうやってやればいいのに対して、
やさしく読み手が理解できるように書かれています。
類書の「コーチング・バイブル」ほど読み手を選ばず、
それでいて成長の都度、新しい気付きが得られる良書だと感じます。
ご一読をお勧めします。